ロータリーソングについて
平成19年7月12日
眞野 博
大正9年8月、米山梅吉氏によって東京ロータリークラブが誕生して以来、順調に発展を続けてきましたが、昭和6年満州における日支事変・上海事変が起きると、RI本部より「両国のロータリアンは宜しく平和解決に尽力すべきなり」という指令が来ました。
ロータリーは本来政治とは無縁な団体なのですが、昭和8年京都ロータリークラブに右翼の壮士が押し入り「アメリカの団体を日本で行うとはけしからん」と怒鳴りました。
「ロータリークラブはそんな団体ではない。来週来てくれ。」と言ってその場は帰しました。
次の週、壇上にロータリーの旗と日章旗を掲げ、右翼を撃退しました。
東京京橋ロータリークラブはこれに刺激を受け、昭和10年「奉仕の理想」の曲を作ったのでした。
即ち 奉仕の理想につどいし友よ
御国に捧げん我らの業
望むは世界の久遠の平和
めぐる歯車いや輝きて
永久に栄よ 我等のロータリー
ロータリー
「私達は自分の職業を御国の為、日本の為に捧げ、世界の平和を達成する為にロータリーはあるのだ」
といって、「ロータリークラブの生き残りを計り、今日の発展を見たのです。
ちなみに、「我等の生業」は昭和10年
「手に手つないで」は昭和45年
「それでこそロータリー」は昭和47年
「4つのテスト」は昭和57年の作です。
「おめでとう皆出席」
は平成9年、東京目黒ロータリークラブが作成しました。
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