三田春彦会員
目ビルメンテナンス 妻:由佳 昭和38年8月26日生
インタビューの最後に聞いたのが、「学校はどこへ」
「国学院大学です」世間は狭い。なんと筆者の後輩。これは頼もしい。
夫婦仲は良く、奥様は会社の経理をしっかり担当しているというからおしどり夫婦。それともその筈インタビューをしている11月22日は「いい夫婦の日」。結婚はお見合い。4ヶ月後には結納を交わしたのだが、明るい奥様であることは本人を見ると「なる程」と納得。近頃は恋愛が多いが、お見合いの良さは、奥様になる人の性格を大勢の目でみてくれるので間違いはない。
ロータリーに入会した途端ニコニコBOXの委員長のようなことをさせられたが、難なく大役をこなせたのは青年会議所で鍛えられたから挨拶、コミニュケーションの仕方、設営の仕方など、各委員長を経験したことが大変役に立っている。本人は「そこにいた間に勉強させて貰った」と語っているが、会員資格は40才迄という年令も大いに役に立っているのかも。
ビルのメンテナンス業というと、掃除や排水などかと思ったら「設備」つまり建物に入っている物全てを滞りなく動くようにするのが仕事だから大変。なかでも清掃員の人集めは容易ではないだろう。16階建てのビルを請け負った時は清掃員だけで毎日述べ70人というから半端じゃない。目黒でそれだけの人数が集まるかと他人事とはいえ心配になる」そういえば100メートルを超えるビルはなんと400棟に迫る勢いとか、こんな超高層ビルのメンテナンスはさぞ大変と思いきや、実際にこれ等のビルのメンテナンスを行うには三田さんのような会社というから脱帽。それにつけても昨今の不況は思わぬ処にも影響がきている。なんと、担当していたビルのオーナーが不況で変わると又改めて数社から合見積もりを出す。不況でオーナーが変わったのだから、新しいオーナーも予算の関係で単価を抑えるようになる。すると・・不況の連鎖反応はこんなところにも現れる。これを「ビルがなくなる」と表現している。ビルといえば今話題なのが赤坂プリンスホテルの最上階から縮んでいくという話題。赤坂プリンスといえば目黒ロータリーの会員だった亡き清家清会員の設計によるものと理解している。その清家さんがガバナーをされた時の「地区大会」の会場にもなった場所である。地区大会は儲かるものというのは昔の地区の話。
それにしてもビルは爆破してこわすものと思っていたのに、技術の進歩は正にすさましい。高層ビルといえば、すぐに思い浮かぶのは東京都庁ビル。素人考えで「よく雨もりがしないな」と思うのだが、やはり雨漏りはするという。そのビルを快適な職場或は住居にするのが三田さんの仕事。若しビルメンテナンス業がなければ、入居者がパニックに陥りだろう。この仕事の創始者は父、当然仕事を覚える為の教育をするが、本人も中学生の頃から父の手伝いをして頑張ったそうだ。しかし仕事を覚えるには基礎的なことから始めなければならない。
「ポリッシャーという床磨きをグルグル廻すことから始めました」父君の嬉しそうな顔が目に浮ぶような話だ。行動力があり、下積の経験もある若いロータリアンによって目黒RCは安泰である。
真野 博 記
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